体の不調は電磁波のせい?!すぐにはじめられる電磁波対策

私たちの暮らしの中には、テレビ、冷蔵庫、スマートフォンをはじめとする家電製品や電子機器など、
電磁波を発生するものがたくさんあります。
街中にも家の中にも常に電磁波が飛び交っていて、もはや電磁波が全くない環境で暮らすことは不可能なのが現代社会でしょう。

「電磁波は体に悪い?!」

というのを聞いたことはありませんか?
長時間のパソコン作業により、肩こりや目の疲れ、頭痛に悩まされり。
スマホで長電話していて、頭がぼーっとするような違和感を覚えたり。
かくいう私は、大型家電量販店に行くとなんとなく体の調子が悪くなります。
そんな様々な体の不調、もしかすると電磁波が影響しているかもしれません。

いやいや、パソコン作業で不調が出るのは姿勢の問題でしょ?
と思うかもしれませんが、
「パソコンにアースを接続したところ、肩こりやドライアイが軽減した」
ということは、実際よくある話なのです。
また、アメリカで5G電波等の近くに基地をかまえる消防士たちが頭痛や不眠、記憶障害と意識障害を訴え、
その消防士たちが近くに電波等のない別の基地に異動した途端、すっかり症状が治まった、という事例もあります。

とはいっても、電磁波は目に見えるものでもなく、
直接的な害を感じていない方がほとんどだと思います。
実際のところ、
電磁波が盛んに利用されるようになって歴史が浅いということもあり、
電磁波と人の健康との因果関係について未だに研究途中で確定した評価には至っておりません。
特に日本では取り組みが遅れていますが、
欧米ではいち早く、人体への影響を考えて、電磁波防護基準の法制化がなされ、電磁波測定方法の規格化が進められています。
電磁波が身体に悪影響を及ぼすという一貫性も報告されており、
一般的には人体に有害であると認められているのが現状です。

日本の家は特に電磁波の影響を受けている?!

日本は世界でもトップレベルで電磁波の影響を受けやすい住宅と言われています。

その理由として、まずアース付きコンセントやアース付き家電が少ないことが挙げられます。
皆さんは海外で3つ口のコンセントを見たことはありませんか?
この3つ目はアースを取るために付けているものです。
海外では当たり前のように3つ口コンセントですが、日本はほとんどのコンセントが2つ口でアース端子がついておらず、製品にもアース線がないことが多くなっています。
アースに接続していないことで、電場を抑制することができず、家庭内に放出され、いたるところに伝播し帯電してしまっている状況です。

さらにもう1つの理由は、日本の住宅の「電気配線の量」があります。
年々住宅内のコンセントや照明の数は増え続けており、
その結果、5坪の一戸建てで950mにもなるほどの膨大な量の配線が天井や壁、床下など家中に張り巡らされ、家自体が電磁波を発生してしまっていると言われています。

これらの理由で、電磁波の多い家ができあがっていくことになります。

さらに日本独自の問題として、
長時間接触する家電が多いことも挙げられます。
長時間接触する機器の代表はパソコンで、これは海外でも同様です。
しかし日本ではこれに加え、電気毛布、電気敷き毛布、ホットカーペット、電気こたつなどがあります。
これらの機器は電磁波が強いだけでなく、長時間人の体に触れているため、家庭内では最も気をつけるべき製品と認識するべきです。
こたつはもちろん日本独自のものですが、電気毛布やホットカーペットもあまり海外では見られません。


◆すぐにはじめられる電磁波対策◆

私たちの現代生活は、もはや電磁波から逃れることができないものとなっています。
電磁波の影響と考えられる体調不良や疲労などの症状が急増している今、
自分の体を電磁波から守るために、まずできることから始めることが大切です。

電磁波防御用品を利用するのもひとつの手段ですが、毎日の暮らしのなかですぐに行える電磁波対策には次のものがあります。

■発生源から距離をとる

電磁波は、発生源(作動中の電化製品)から遠ざかると、影響が弱まる性質を持っています。
つまり、電磁波が発生しているものから離れるのが一番の対策です。
電磁波が発生する機器を使用する際は、50センチ以上は離れましょう。
50センチ離れるだけで、電磁波の影響は少なく済みます。

家電の中でも電磁波が強いものと言えば、電子レンジ。
調理具合が気になって庫内を覗き込むなんてもってのほかです。
電子レンジを使用しているときは電子レンジの前には立たないようにし、少なくとも50センチ以上離れた方が良いでしょう。
妊婦や子供はなるべく台所から離れた方が良いかもしれません。

■携帯電話・スマートフォンの通話時はハンズフリー機能を使う

スマートフォンでの通話時、直接耳に当てますので、電磁波の影響をとても受けやすい状態となります。
上に書いた通り、電磁波の影響は体から離れれば離れるほどなくなりますので、
耳から離せば離すほど、電磁波の影響が抑えられます。
長時間の通話になる場合、自宅などの場合は、ハンズフリー機能の使用をおすすめします。
また、イヤホンを使う場合は、Bluetoothを利用したワイヤレスイヤホンではなく、有線のイヤホンを選ぶ方が無難だと言われています。
またできれば、スマホはポケットに入れずカバンの中などなるべく身体から離して持ち歩く方が良いでしょう。

■子どもには携帯電話を使わせない

電磁波は、脳細胞への影響も考えられます。
子供の将来のことを考えると、できるだけ使用を控えさせた方がいいでしょう。
子供は、頭が小さく皮膚も薄いため、大人よりもより影響を受けやすい場合もあります。
最近では、小学生でスマートフォンを使用している学生も増えてきましたが、将来的なことも踏まえ、過度な使用は控えた方がいいでしょう。

■電気暖房器具の使用は控える

電気毛布やホットカーペット、電気こたつなどは、電磁波が強いというよりも長時間密着して使用することが多く、
電磁波を浴び続けるため家庭内では最も電磁波の影響を受けやすいと認識するべきです。
特に乳幼児や小さい子どもへの影響は大きいと考えられるので、長時間の使用は避けましょう。
あらかじめ温めておいて使用するときには電源を切る、湯たんぽを使用する、などがお勧めです。

■使っていない電化製品のコンセントを外す

家電には、電源をオンにすると電磁波が出るものと、コンセントに挿しているだけで電磁波が発生するものと2種類あります。
つまり、電源をオフにしていてもコンセントに挿しているだけで、常に電磁波が発生している場合もあります。
寝室にある家電製品は、夜間など使用していない時間帯はコンセントを外してしまいましょう。
どうしてもコンセントを抜けない家電は、身体から1m以上離した状態で寝るようにしましょう。
また、電磁波を発生しやすい家電(ラジオ、テレビ、パソコン、冷蔵庫など)は寝室に集中させないのも得策かもしれません。

■パソコンはアースして使用する。または、充電しながら操作をしない。

家電に対しては、距離を置くことである程度の電磁波を避けることができますが、
常に触れた状態で使用するパソコンには、アースをつなぐのが賢明です。
デスクトップパソコンのコンセントプラグにアース線があって、コンセントプレートにもアースが付いていれば、
それをつないで対策完了です。

ノートパソコンの場合は、事前に充電しておいて、利用する時はコンセントを外しましょう。
電磁波は交流に対して発生しているため、パソコンのバッテリーのみで操作する場合には電場は発生しなくなります。
また、ノートパソコンは膝に直置きにしないようにしましょう。

ちなみにこの電磁波対策は、パソコンだけでなく、コンセントにつないで長い時間触ることになる「ゲーム機や電子ピアノ、タブレットなど」も、同じ対策をしてあげると良いです。
コンセントをさした状態だと多くの電磁波が発生するため、コンセントをつないだまま作業をせず、
からなず充電バッテリー下での作業をするのが一番の得策です。

■就寝時に充電しながらスマホを枕元におかない

寝るときにスマホを枕元に置いてる人は相当多いと思います。
就寝時は脳と身体を休めることが大切であるため、電磁波から身体を解放してあげるようにしましょう。
特にコンセントに繋いで充電しているスマホを枕元に置いていると、電磁波の影響を受けやすくなります。
充電しながら枕元に置いて就寝するのはすぐにやめましょう。
そして、できれば枕元から30センチ以上離す、または機内モードにするのが賢明です。
目覚ましを使う場合には、電池タイプにしましょう。
離して寝てみたら、驚くほどぐっすり快眠だった!という話はよく聞きますよ!

身体に溜まった電磁波を放電する方法

私たちの生活において、切っても切れない関係の電磁波。
知らず知らずのうちに、電磁波が身体に帯電してしまっている場合も多いでしょう。
完璧に電磁波対策するのは不可能に近いといえる今、
からだに溜まってしまっている電気を放電することから始めてみるのも良いかもしれません。

■裸足になって大地を歩く

自然と触れ合うというシンプルな方法です。
アーシング、グラウンディング(グランディング)などの言葉で、欧米では認知され始めている健康法で、
大地(砂、芝生)の上に立つ、歩く、座る、寝転ぶなどの方法によって、
電気を抜く(放電する、除電する)ことができます。
靴底のゴムは電気を通さないので、必ず裸足になりましょう。
体が地球に触れると体内に溜まった有害な静電気が地中に排出され、
同時に地中からの自由電子が取り込まれることで恒常性が正常化し、免疫機能が促進されると言われています。
裸足になるのが面倒だという方は、植物の葉や幹に掌を当てたり指に挟んでもアーシングされます。
お金もかからず、最も簡単な方法です。

が、実際のところ、なかなか裸足で大地を歩く機会もないですよね。

そんなときは、お風呂に浸かることで、体にたまった電磁波を放電できるという説もあります。
塩を大さじ一杯入れた方が体に帯電していた電気がお湯に流れやすいそうです。
こちらは簡単にできることなので、是非試してみてはいかがでしょうか?


多くの電子機器から発せられている電磁波が私達の健康にどのような影響を及ぼすのか、
明確なことはまだ分かっていません。
しかし、分かっていない=安全というわけではありません。
1~5パーセントの人たちは、電子機器のそばにいることで吐き気がしたり、めまいがしたり、皮膚にかゆみが出たり、不快な症状が出ると言われています。
が、ほとんどの人がまさか自分に電磁波の影響が及んでいるとは思っておらず、
体の不調の原因が電磁波にあることに気づいていないパターンも多いかもしれません。
・電子レンジで温めた料理がどうもおいしく感じられない
・パソコンやスマホを長時間使っていると頭がぼーっとする
・電子カーペットで寝てしまうと身体が重くなる
と感じたことがある方もいるのではないでしょうか?
過剰に危険視していては日常生活に溶け込んでいる電子機器が使えなくなるため、生活支障をきたす事になりますが、
こうした電磁波がもたらす事態について、正しい知識を身につけて、電子機器との正しい付き合い方を知ることは、
これからの未来社会にとって必要不可欠と言えるかもしれません。