今日から始められる「温活ドリンク」体を温める飲み物

冬になる前に温活を始めましょう!

9月も終盤。すっかり秋らしくなり、朝晩は肌寒いぐらいですが
皆さん元気にお過ごしですか?
季節の変わり目である秋は、体の中から温めて体を内側から活性化させる「温活」が大切です。
基礎体温は加齢とともに下がっていき、
体温が下がると代謝も低下し、さまざまな不調を感じることに。
「冷えは万病のもと」という言葉もある通り、冷え性は免疫力低下を招くとも言われています。
そんな冷えの対策として「温活」が今、注目されています。

基礎体温を1℃上げるメリット

温活とは、体を温めることによって基礎体温を上げ、体の不調を改善することです。
体温が1℃上がると免疫力が最大5~6倍アップすると言われています。
免疫力が上がれば、風邪をひきにくくなったり、疲れにくくなったり、アレルギーや肌荒れの改善も期待できます。
また、体温が上がることで基礎代謝が高まり、脂肪が燃焼されやすくなるので、健康的に太りにくい体になっていきます。
更には、体温が上がると血の巡りが良くなり、肩こりや便秘、むくみの悩みが改善されていきます。
特に女性は、脂肪が多く筋肉量が少ないことから、基礎代謝が低くなって体が冷えやすい傾向にあります。
温活を行って体を温めれば、血流が良くなって代謝が上がり、健康的な生活を送れるようになる上、肌や髪の調子も良くなるというわけなのです。

運動をする、お風呂に入るなど、いくつか体を温める方法がありますが、
今回は体を温めてくれる飲み物に注目してみます。
来る冬に備えて、普段から基礎体温を上げていけるよう、あなたも毎日の1杯を「温活ドリンク」に変えてみてはいかがでしょうか?


「温かい飲み物=体を温める」ではない?!

朝晩がグッと冷えるこの季節。温かい飲み物が恋しくなりますよね。
実は、温かい飲み物を飲めば体が温まるというわけではないってこと、ご存知でしたか?
確かに温かい飲み物を飲むと、体の内側からポカポカしてくる感覚がありますが、
それは一時的で、長く持続する効果はありません。
それもそのはず、温かかった水分は体内であっという間に常温に戻ります。
また、温かいものを摂取して体が寸分的に熱くなると、脳が体温調節をするために汗をかくよう命じ、
汗をかくことで、体温が下がります。
また、飲み物を飲むとトイレに行きたくなりますよね。
尿には体内の熱を逃す役割もあるため、たとえ温かかったとしても大量に飲み物を摂取すれば、排尿とともに体温が下がってしまうのです。
温かい飲み物も、正しい知識を持っていないと逆に体を冷やすことに繋がりかねません。
飲み物の持つ性質が、身体を温めたり、冷やしたりもするのです。
今回は、知っておきたい「身体が本当の意味で体があたたまる飲み物」をお伝えしていこうと思います!


ダイエットや冷え性に悩む女性におすすめ!温活に適した飲み物

<ココア>
冷えを解消するドリンクなら、ココアがNo. 1!
ある研究で、ココアが一番温熱効果が持続することが分かっています。
ココアは体温の上昇を促進させる作用とともに、体温の低下を抑制する働きが認められています。
これは、ココアに含まれる「テオブロミン」という血管を拡張する効果のある成分が含まれているため、血行を促し、体を温める作用が期待できます。
また、自律神経を整える効果もあるため、寒い時こそココアを飲んでリラックスしたいものですね。

ただし、美容効果を狙ってココアを飲むなら、乳製品や砂糖が含まれていない「純ココア」を選びましょう。
乳製品には「脂質」、砂糖には「糖質」が含まれており、ダイエット中は控えたい成分です。
また、砂糖やミルクは逆に身体を冷やしてしまうとも言われています。
純ココアはそのままお湯に溶かすと苦いので、低脂肪乳や豆乳などを加えて味をまろやかにしたり、ダイエットシュガーや蜂蜜などで甘みを加えるのも良いかもしれません。

<生姜湯>
生姜が体を温めてくれるというイメージは、もう既に皆様お持ちかもしれませんね。
生姜を加熱した時に生まれる「ショウガオール」といった成分は、脂肪の燃焼を促して熱を作り出すことに加え、
血流を良くする作用が認められています。
特に体温が下がっている朝に飲むのがおすすめです。
睡眠前に飲んでしまうと体の血行が上がり、安眠できなくなってしまうこともあるので、睡眠前は避けましょう。

一つ注意すべきことは、「生の生姜」は急激に体温が上がり発汗を促すことで解熱作用があるため、体を温めるのとは真逆の効果になってしまうこと。
体を温める際は、乾燥させた生姜を使った「しょうが湯」がオススメです。
加熱することで効果が増すため、お湯を注ぐときは、なるべく熱いものが良いでしょう。
乾燥させてパウダーにしたものなども販売されているため、持ち歩くのも便利です。

<白湯>
朝起きて一番に飲む白湯は、内臓温度を高めて体を健康的に目覚めさせる働きがあるといわれています。
白湯の作り方は、水を火にかけ、沸騰したら弱火にして約15分そのままに。
その後火を止めて50℃くらいの温度になるまで冷ましてから飲みます。
飲む際には、ごくごく飲み干すのではなく、少しずつ口に含んでゆっくり飲むようにしましょう。

<ノンカフェインの発酵茶(ウーロン茶、プーアール茶)など>
茶葉を発酵させた紅茶やウーロン茶、プーアール茶は体を温める作用があることで知られています。
その他にも、ごぼう茶、たんぽぽ茶、玄米茶、ほうじ茶、黒豆茶、ルイボスティーも効果的。
中でも、カフェインの入っていないものが温活には効果的とされています。


逆に、体を冷やす飲み物は?

<体が冷える飲み物>
・コーヒー
・緑茶
・麦茶
・バナナ、みかん、パイナップル、スイカ、マンゴー、レモンなどのジュース
・牛乳、豆乳
・水
・ビール
・焼酎
・ウイスキー
ほとんど普段から飲んでいるものですよね。
とくにコーヒーは毎日飲んでいる方も多いのでは?
例えホットでも、体を冷やす作用があるので冷え性の方にはオススメできません。
というのも、コーヒーに含まれるカフェインが、内臓を冷やしてしまうのです。
また、牛乳や豆乳もホットミルクとして飲むことで体が温まりそうですが、これらに冷え取り効果はないので、
上記したココアや乾燥生姜などと一緒に飲むと良いかもしれません。
また、甘さを足す場合には砂糖よりも黒砂糖がおすすめです。


いかがでしたか?
体を内側から温めることの大切さと温活となる飲み物をご紹介しました。
温かい飲み物すべてが、体を温めてくれるわけではないというのは、驚きの事実ですよね!
温活で体を温めれば、これまで感じていた冷えだけでなく、さまざまな不調を改善できるかもしれません。
温活は何よりも続けることが大切です。
冷えたときだけ温めるのではなく、温活を習慣化して、冷えが原因の不調や辛さを予防できるといいですね!
体にめぐる「温活ドリンク」で、体の中から温かく!毎日の1杯で基礎体温を1℃上げていきましょう!!