秋の味覚といえば?秋に美味しい食べ物

まだまだ暑い日が続きますが、明日でもう9月。
「食欲の秋」がやってまいりました。

秋といえば、みなさんはどんな秋の食べ物を思い浮かべますか?
さつまいも、かぼちゃ、栗、さんま、松茸……
秋は美肌に良いとされる山や海の幸が旬を迎え、たくさんの種類のおいしい食材を楽しむことができる季節です。
秋の食材は栄養価が高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で
夏の暑さで弱った胃腸を回復し、体を温めてくれる効果があります。
今回は秋の食べ物とその魅力についてご紹介します♪
秋の味覚を楽しみながら、夏の疲れをリセットしてお肌も体もリフレッシュしていきましょう!


秋の味覚〜果物編〜

・柿
柿と言えば日本の秋の代表的果物。鮮やかなオレンジ色が、秋が来たと感じさせてくれますね。
ふんわりとしたやさしい甘みがどこか懐かしく、しっかりした食感も魅力です。
主な産地は和歌山県や奈良県で、和歌山県の柿主要産地である伊都地方では、柿を串にさして干し柿にする「串柿」が有名です。
「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるのをご存知ですか?
柿が赤くなる秋は天候がよいので体調を崩す人も少なく、医者は商売にならずに青ざめるという意味ですが、
これはおそらく柿の健康効果も手伝って生まれたことわざでもあると言われています。
1個で1日分のビタミンCが摂れるといわれているほどビタミンCが多く、
実はみかんやレモン果汁よりも多く含まれています。
二日酔いの予防にも効果があるといわれているので、飲酒の前に食べておくのも効果的。
実だけでなく葉にもビタミンCが多いので、「柿茶」もおすすめです。
夏に日焼けしたお肌に嬉しい秋の果物なので、ぜひたくさん食べたいところですが、
消化があまり良くないうえに、水分が多く体を冷やすともいわれているので、病後や胃腸が冷えやすい人は少量にしましょう。
保存する際は、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておくと1週間ほど持ちます。

おいしい柿の選び方
・しっかりと全体に濃いオレンジ色に色づいているもの
・ずっしりと重みがあるもの
・ヘタが果実に張りつくように隙間が無い物
・ヘタの色はなるべく緑が残っているもの


・梨
みずみずしく、シャリシャリとした食感の甘い梨。
冷やして食べると果汁と食感が口の中に広がり、秋を存分に感じることができますね。
梨の名産地は「二十世紀梨」で有名な鳥取県や千葉県。
梨の旬は品種によって時期が異なり、早くて7月頃〜遅くても11月頃までが収穫期です。
9月に旬のピークを迎えるのが「豊水」という品種です。
ひんやり、シャキッとしたは食感の梨は、厳しい夏の暑さで蓄積した疲れを癒す効果があると言われています。
ほぼ水分かと思いきや想像以上以上の栄養価を持っていて、アスパラギン酸、クエン酸、リンゴ酸など疲労回復作用のある酸が豊富に含まれています。
また、梨にはカリウムが多く含まれていて、ナトリウム(塩分)の排出を促し血圧を下げる働きがあります。
皮のザラザラ感は熟すにつれてなくなってくるので、皮の色がにムラがなくツルツルしてきたら、食べ頃。
保存する際は、ひとつずつ新聞紙やラップに包んでチャック付きの袋に入れ、
密閉してからヘタの部分を下にして冷蔵保存すると、1週間ほど持ちます。
ただし、梨は水分の多い果物なので、水分が無くなってカサカサ・パサパサの食感になってしまわないよう、
出来るだけ早めに食べ切りましょう。

おいしい梨の選び方
・皮にシワがなくハリがあるもの
・ふっくらと丸みがある形のもの
・大きくてお尻がずっしりとしたもの


・ぶどう
実は、ぶどうを生で食べるのは日本ならではで、外国では主にワインなどの原料と考えられているんだそう。
フルーツの宝石のような見た目と甘酸っぱいぶどうを生で楽しまないなんて、なんだかもったいない気がしてしまいますね!
ぶどうの旬は品種によって時期が異なり、早くて7月頃〜11月頃までが収穫期です。
非常に品種が多く色も味も大きさもさまざまで、
皮の色では3種に分けられ、
黒に代表されるのは、藤稔、巨峰、ピオーネ、ナガノパープルなど。
赤に分類されるのはデラウェア、甲州、甲斐路、ロザリオロッソ、マニキュアフィンガーなど。
緑に分類されるのは、シャインマスカット、バラディ、翠峰(すいほう)など。
種無しブドウや皮ごと食べられるものなど、食べやすい品種が近年特に人気があります。
ぶどうの主な産地は甲州ぶどうで知られる山梨県。次いで長野県や山形県、岡山県。
ぶどうには、カテキンやアントシアニンなどのポリフェノールもたっぷり含まれているので、
夏に疲れた肌にも良いですね。
また、糖類の中で最も吸収のよいブドウ糖が主成分のため、疲労回復に最適な果物です。
酸化作用のあるポリフェノールは、皮や種に多く含まれているので、皮ごと摂ることが理想的。
種も栄養価が高いため、種を使ったグレープシードオイルを使うこともおすすめです。
保存する際は、
大粒のぶどうの場合は一粒ずつバラして保存容器に入れ、冷蔵庫に入れておくと1週間ほど持ちます。
小粒ぶどうの場合はペーパータオルで包んでから保存容器に入れ、冷蔵庫で冷やすと良いでしょう。

おいしいぶどうの選び方
・実が枝から取れていないもの
・枝が黄色から緑色でしおれていないもの
・白い粉のようなもの(=ブルーム)が表面についているもの


・栗
茹でたり焼いたり、おやつにもぴったりな栗。秋になると栗のモンブランを味わう方も多いのではないでしょうか。
栗ご飯や栗まんじゅう、甘露煮にしたりするものいいですね。パスタと合わせる使い方もあります。
実は栗のあの固い皮と渋皮は果実。普段私たちが食べる部分は種なんです!
主な生産地は、茨城県、熊本県、愛媛県、岐阜県、埼玉県など全国で生産されています。
「栗拾い」ができる農園は全国にあるので、トングや軍手を持って自ら拾いに行くのも
秋を感じられる行事のひとつとしていいですね♪
種実類である栗は女性に嬉しい栄養がたっぷりで、
タンパク質やビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維などが豊富に含まれた美容にも良い食材です。
栗のビタミンCは、でんぷん質に包まれる為、熱による損失はあまりないという魅力も。
渋皮にはポリフェノールの一種、タンニンが多く含まれているので、渋皮煮などで摂取するのも良いですね。
保存する際は、
新聞紙で包んで常温保存すれば1週間ほど、天日干しにして水分を飛ばしてから新聞紙に包み、
ビニール袋に入れて冷蔵保存すれば3ヶ月ほど持ちます。

おいしい栗の選び方
・ふっくらと丸みがある
・表面の鬼皮が固くツヤがあるもの
・ずっしりと重みがあるもの
・小さな穴が開いていないもの


・銀杏
黄色く色付いたイチョウ並木。その傍らには銀杏が落ちているのも秋を感じる光景のひとつですね。
もちもちとした食感と独特の歯ごたえは、デンプンが豊富に含まれた銀杏ならでは。
銀杏は古くから滋養強壮に効果があるとされ、漢方薬にも使用されています。
抗酸化作用があるβ‐カロテンやビタミンC、ビタミンEのほか、カリウムやマグネシウムなどのミネラルをバランスよく含んでおり、
免疫力のアップも期待できます。
銀杏は、塩と一緒に紙袋に入れて電子レンジで加熱するだけでシンプルに味わえます。
味にややクセがあるので、茶碗蒸しなどのお料理の彩りや酒の肴に少量を味わうのが良いでしょう。
生で食べると中毒を起こすことがあるので、食べ過ぎには注意しましょう。
大人は1日10個程度、子供は5個以内、5歳未満なら、食べない方が無難です。
銀杏は新聞紙や紙袋に包み、冷蔵庫で保存するとかなり長持ちします。

おいしい銀杏の選び方
・実が大きいもの
・色が白く表面が滑らかで艶がある
・実がしっかりと詰まって振ってもコロコロと音がしないもの


秋の味覚〜魚編〜

・サンマ
漢字で「秋刀魚」と書くサンマは、文字の通り秋を代表する魚で、
細長い刀のような形をしていることからそう名付けられたと言われています。
8月頃に脂を蓄えながら北のほうから南下し始め、9月〜10月頃に旬を迎えます。
主な産地は北海道で、太平洋沿岸の宮城県福島県や岩手県でも漁獲量が多く、国内産のほとんどが太平洋側で漁獲されています。
秋の産卵前のさんまは脂がのっていて、
塩焼きにしてすだちを絞ったり、大根おろしとともに食べると最高ですね。
しかも、サンマの脂にはサンマには、DHA(ドコサヘキサ酸)とEPA(エイコサペタンエン酸)という必須脂肪酸が豊富に含まれています。
ただ、焼くと良質な脂が落ちてしまうので、刺身や炊き込みご飯にするのがおすすめです。

おいしいサンマの選び方
・目にハリがあり、陥没していないもの
・お腹が硬いもの
・目が濁ったりしていなく、透明で澄んでいるモノ。
・頭から背中にかけて盛り上がり、厚みのあるもの


・鮭
鮭には、5月〜7月頃に旬を迎える時鮭と、9月〜11月に旬を迎える秋鮭があります。
秋鮭は秋(9~12月)に産卵のため故郷の川に戻る鮭で、脂が少なくオスには白子、メスには卵(筋子)を持つのが特徴です。
脂が少ない分、バターを使用したムニエルやホイル焼き、フライ料理など油を使う調理もいいですね!
秋鮭のタンパク質は他の魚肉よりも消化・吸収が良いことで知られており、子どもから高齢のかたまでどなたにも最適な魚。
身に含まれる赤の色素はアスタキサンチンと呼ばれ、ビタミンEの約1000倍という強い抗酸化力を持っていると言われています。
また、ビタミンA、E、コラーゲンなど女性に嬉しい美肌栄養素も多く、
青魚に多く含まれているDHAやEPAも多く含まれていると言われているので、肌のターンオーバーを正常に保つ働きや、血行を促進するなどの効果も期待できます。
ビタミンCを一緒に摂取することでさらに美肌を作る効果が期待できるので、鮭のムニエルなどにレモンを絞って食べるのもおすすめです。

おいしい鮭(切り身)の選び方
・皮の色がきれいな銀色のもの
・身が鮮やかなオレンジ色で身が締まっているもの
・切り口に艶があるもの
・サシ(白い筋)が真っ白でハッキリしているもの


・ カツオ
カツオは、春と秋に旬を迎えます。春に獲れるカツオは「初鰹」、秋に穫れるカツオは「戻り鰹」と呼ばれ、
秋のカツオは三陸沖から南下してくるためエサをたっぷりと食べているので魚体も一段と大きく、
脂がのってとても美味しく、「トロカツオ」「脂カツオ』と呼ばれることもあります。
そんなカツオは、全体の1/4をタンパク質が占め、
血合いの部分にはビタミンB12やナイアシン、鉄、タウリンが豊富に含まれています。
夏の間に蓄積された疲れを吹き飛ばしてくれる秋の味覚ですね。
お刺し身で食べるとより一層、カツオのうま味を感じられます。
玉ねぎやにんにくに含まれるアリシンがビタミンB1の代謝効果を持続させてくれますので、
かつおを食べるときはぜひたっぷりの玉ねぎとにんにくなどの薬味と一緒に食べるのがお勧め。
カツオのたたきにネギをたっぷりのせ、ポン酢をかけて食べるのは最高ですよね。

おいしいカツオ(半身や刺身)の選び方
・まるまると太っているもの
・縞模様のコントラストが見た目にくっきりと見えるもの
・目が澄んでいるもの
・血合いが付いている場合は、黒くなく鮮明な朱色のもの


秋の味覚〜野菜編〜

 ●根菜類

・さつまいも
秋といえば「い~しや~きいも!やきいも~♪」というやきいも屋さんの声、落ち葉で作る焼き芋、石焼き芋の甘い匂い。
そんなさつまいものことを想像しただけで、なんだかほっこりしたような気持ちになるのは私だけではないはずです♪
さつまいもは、9月から11月が旬。一年中あるような気もしますが、秋のさつまいもは格別です。
「紅あずま」や「なると金時」などのホクホク系や、種子島特産の「安納芋」などものねっとり系など、品種もさまざまあり、
焼き芋として焼いて食べるだけでもそれぞれの品種が持つ食感や特徴を楽しむことができます。
さつまいもは、食物繊維やビタミンCが豊富で、女性に嬉しい食材。
さつまいもの皮には抗酸化作用が期待できるポリフェノールや、ビタミンC、カルシウムが多く含まれています。
またヤラピンは皮と実の間に多く含まれているので、皮をきれいに洗って皮ごと食べるのがおすすめですよ。
さつまいもは乾燥と低音に弱いため、冷蔵庫では保存せず、新聞紙で包んで冷暗所に保存しましょう。
ホクホク甘く、まるでスイーツのような味わいのさつまいも。自宅でも店でも美味しく食べられる、秋の風物詩ですね。

おいしいさつまいもの選び方
・皮の色が均一で鮮やかで、ツヤがあり、表皮に凸凹や傷、斑点がないもの
・ふっくらとしていて、ずっしりと重みを感じるもの
・鮮やかな紅色をしているもの


・かぼちゃ
ハロウィンでもお馴染みのかぼちゃ。
サラダにしても良し、コロッケにしても良し、シチューに入れてもおいしいですね。
主な産地は北海道で、昼夜の寒暖の差を利用してさまざまな品種のおいしいカボチャが作られています。
かぼちゃは、日本かぼちゃ・西洋かぼちゃ・ペポかぼちゃの3種類に分かれ、
日本ではほくほくして甘い西洋かぼちゃが主流です。
かぼちゃは冬至に食べる習慣があるため、旬の時期は冬をイメージするかもしれません。
実は、かぼちゃの出荷最盛期は9月~10月で、保存がきくことから秋から冬至にかけて食べられています。
「冬至にかぼちゃを食べると風邪を引かない」といわれるほど、栄養価の高く、
美容に欠かせないビタミンA、C、Eが非常に多く含まれているほか、葉酸・カリウム・モリブデンなどのミネラル類も豊富です。
また、かぼちゃに含まれているビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。
そしてビタミンCを含む栄養成分は皮に多く含まれているので、できるだけ皮ごと食べるようにしましょう!
また、ビタミンAやビタミンEなどの脂溶性ビタミンは油と一緒に食べることで吸収率が大幅にアップします。
油でソテーしたり、天ぷらにする、油を使ったドレッシングをかけるなど、油と一緒に食べると効果的です。
その他にも脂を含む肉や魚、チーズなどと一緒に摂取するのもおすすめです。
保存する際は、
カットしていないかぼちゃであれば、冷暗所で1~2カ月の保存が可能です。
カットしてある場合は、種とワタをきれいに取り除いてからラップをして、冷蔵庫の野菜室に入れて、1週間くらいで使い切るようにしましょう。
かぼちゃは鮮度が良いほど美味しいというわけではなく、
追熟させてデンプンを分解させて糖分に変えることで、甘みを増幅させることができます。
収穫から1ヶ月程度置くと、甘みが増して美味しくいただけますよ。
保存がきくうえ、ほくほくの食感と優しい甘みのかぼちゃは、秋に常備しておきたいですね!

おいしいかぼちゃの選び方
・緑色が濃いもの
・丸みがあり、形が整っているもの
・ずっしりと重いもの
・へたが左右対称のもの
・軸が太く、切り口がよく乾燥していて、軸の周りが少し凹んでいるもの


 ●きのこ類

・松茸
秋の味覚の最高峰と呼ばれる松茸。
値段の高騰もあり、気軽に食卓へ出すことはむずかしくなってきています。
松茸は「香りマツタケ」と言われるほど素晴らしい香りがありますが、
実は好んで食べるのは日本人位のようで、海外ではこの香りが逆に臭いと感じられるんだとか。
松茸の特徴である香りの成分はマツタケオール、イソマツタケオールなどで、
唯一無二の香りを楽しめるのが松茸の醍醐味となっています。
国内での有名な産地は、石川県・長野県・岐阜県・京都府・岡山県・広島県など。
国産は料亭や贈答品向けの高価なものが多いのですが、外国産のものは比較的お手頃なお値段で買うことができます。
が、「国産の松茸の香りにはかなわない」と言われていますね。
松茸は収穫期間が約1個月位と短い上に、生きている松の根元に自生するため人工栽培が出来ません。
しかも、その年の気候に収穫量が大きく左右されるため、とっても希少価値が高く、必然的に高級になってしまうわけです。
松茸と言えば香りや風味が注目されやすいですが、
実は低カロリーで栄養素もしっかりと含んでいます。
食物繊維が豊富で、ビタミンDやビタミンB群の一種であるナイアシンが多く含まれます。
カリウム、鉄、食物繊維の含有量はキノコ類の中ではトップクラスです。
家庭で作る場合は、ホイル焼きなどにすると手軽です。炭火焼きや炊き込みごはん、お吸い物、天ぷら、土瓶蒸しなどさまざまな楽しみ方がありますね♪

おいしい松茸の選び方
・表面が乾燥していないもの
・軸軸が硬く、短く、丸いもの
・白と茶色のコントラストが鮮明なもの
・傘の開きが5分までで弾力があり、裏側のひだが黒ずんでいないもの


番外編♪

“秋の七草”をご存知ですか?
“春の七草”は正月明けにスーパーでも商品として並ぶのでよく知られているのに対して、
秋の七草は馴染みがなく知らない方も多いのでは?
秋の七草とは、
「萩の花 尾花(おばな=ススキ) 葛花(クズ) なでしこの花 女郎花(おみなえし) 藤袴(ふじばかま) 朝顔の花(=ききょう) 」
のこと。
「万葉集」にある山上憶良(やまのうえのおくら)の和歌
「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数うれば 七種(ななくさ)の花」
から選ばれた花が、“秋の七草”です。

“春の七草”で作る“七草粥”は、今年の無病息災を願い、正月料理に疲れた胃腸を休め、
冬に不足しがちな青菜を補うためのお粥です。
そのために食用の植物が選ばれています。
“秋の七草”は秋の野に咲く花です。
生薬の薬効を持っているものもありますが、食べるためではなく、
花を見て秋を楽しむための観賞用なのです。
秋の七草は野に咲く花なので、すべてを手に入れるのはなかなか難しいですが、
ススキと桔梗だけでも十分秋らしい風情があります。
七草の中から手に入った草花をあしらって、日本の秋を感じてみてはいかがでしょうか?


美味しい食べ物がたくさん実り収穫される季節、秋。
旬を迎える食材は、その食材の栄養価がピークを迎えたときに収穫されるため、
味もさることながら体にも肌にも良い成分が豊富に含まれています。
それは、作物自身が越冬するために体を作り、養分を蓄えて冬に備えているから。
現在はハウス栽培なども盛んになっており、1年を通して様々な野菜や果物を楽しむことができるようになりましたが、
強い太陽の光を浴びて十分に熟成したものには、倍以上の栄養価があるのです。
魚介類も脂がのっていたり、身が締まっていたりと食感やうまみを十分に楽しむことができます。
秋の味覚を思い浮かべ、つい生つばがゴクリと出てきた方も少なくはないのでは。
あらためて豊かな自然の恵みに感謝しつつ、9月は「食欲の秋」をおおいに楽しみたいものですね。
さぁ、今晩のおかずは何にしましょうか♪